小田 亮『レヴィ=ストロース入門』① 1〜3章

メモ

  • 国民性や民族性といったアイデンティティは、むしろ〈顔〉のみえる関係や身体的な相互性を捨象した空虚な均質化にもとづく非真正なもの

  • 文化の真正さは、均質ではないが〈顔〉のみえる相互性にもとづく小規模な社会生活の形態にこそある

  • 複数の異なる文化のあいだでの、徴候の対置や転換によって、あるいは、表面的にはかけ離れているように見える徴候同士を、思いがけない遣り方で重ね合せることによって意味を発見する

  • 他との対比のない孤立状態で、あるいは、媒介なしに直接的に「知る」のではありえず、ただ対照をなす他のものの媒介があるがために「知る」のである。

  • かつて諸民族間に存在していた差異が、未来の社会がたとえ非常に均質の文明に属するものになったとしても、今度はもはや垂直な断絶ではなくて、世代間の、あるいは社会の中の機能集団の間の水平な断絶によって未来の社会において再び現れるにちがいないということは、考えられないことではありません。

雑感

レヴィ=ストロースの文章は読んでいると引っかかるけれど音読するとするっと理解できるから不思議。

レヴィ=ストロース入門 (ちくま新書)

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